【 救いのないバットエンド】映画「傷物語」のあらすじと感想をネタバレ全開で書いていく

めちゃめちゃ好きだった「化物語」の前日譚。

傷物語をオタク全開で感想を書いていきます。

※物語シリーズのネタバレが多数あります。ご了承ください。

吸血鬼になった暦が人間に戻るため戦う

私立直江津高校に通う阿良々木暦は高校2年生から3年生に変わる春休みの初め、同級生である羽川翼とあることがきっかけで彼女の友達になる。その日の夜、暦は両手両足を失い瀕死の状態にある女吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに遭遇する。

傷物語 - Wikipedia引用


物語シリーズでは珍しいバトルもの。
主人公阿良々木暦は人間に戻るため、ハートアンダーブレードの手足を奪った3人のバンパイアハンターと対峙します。 

伸びに伸びた映画化。始まらない2012年。

2012年公開予定でしたが、大人の事情で2016、2017年に公開されました。
キャラクターデザインが化物語から大きく変わっています。

化物語冒頭(2009年)

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当たり前ですが、化物語に近いデザインですね。
この冒頭めっちゃわくわくしたんだよな。

第2弾PV(2014年)

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線が細く綺麗に書かれています。
この時点で化物語とは雰囲気が違いますね。

公開直前のPV

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全体的にオレンジっぽいですね。
色みが変わって雰囲気が全く異なります。

監督の尾石達也さんいわく

赤色を映えさせるため、寒色を使わず

他の色味を抜いているようです。

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鉄血編、熱血編、冷血編の三部作

3部作になった傷物語。

サブタイトルはキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの通り名「鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼」から引用したものです。


因みにキスショット名前の由来は、

彼女を吸血鬼にしたスーサイドマスターから

名付けられたものです。
この辺りは業物語で語られています。

 

 

 

幼女化以降の名前は忍野忍。苗字は忍野メメの「忍野」。「忍」はハートアンダーブレードからきています。

ブレード=刃、アンダー=下、ハート=心。

刃の下に心で忍です。
西尾維新らしいネーミングですね。

と、話がそれたので、映画の感想を

述べていきます。

背景がキレイ

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 めちゃめちゃ背景が綺麗です。

アニメの背景とかまったく興味がない僕でも

圧倒されました。

 

また、物語シリーズではおなじみの叡考塾
(えいこうじゅく)の山梨県の山梨文化会館をモデルとしたデザインに変わっています。

 

ハートアンダーブレードを発見した駅内は東京都パレスサイドビルをモデルにしています。

  

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山梨文化会館

 

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東京都竹橋パレスサイドビル

 

 

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3人のバンパイアハンターと戦い

ハートアンダーブレードから手足を奪った彼らとの戦いですが、結果からいえば全勝です。

 

吸血鬼化して日が浅い暦でも歴戦のバンパイアハンターの3人に全勝ですから、いかにハートアンダーブレードの血が特別か分かります。

 

忍野メメの仲介により、バンパイアハンター達とは1対1で戦うのですが戦う順番が興味深いです。

 

吸血鬼のドラマツルギー

半吸血鬼のエピソード

人間のギロチンカッター。

 

純粋な戦闘力でいえば、純吸血鬼のドラマツルギーが一番でしょう。が、ひと口にバンパイアハンターと言っても吸血鬼を狩る理由はバラバラです。

 

仕事で吸血鬼を狩るドラマツルギー、

私情で吸血鬼を狩るエピソード、

使命で吸血鬼を狩るギロチンカッター。

 

このように吸血鬼狩りの理由がまったく異なります。

同じ吸血鬼狩りでも仕事と使命では、モチベーションがまったく違うでしょう。

 

現にハートアンダーブレードもギロチンカッターを

1番警戒していました。

 

執念深さや狡猾さを加味すればやはりギロチンカッターがいちばん厄介なのでしょう。ハートアンダーブレードから両腕を奪ってますしね。

 

関係無いですが、ギロチンカッターと忍野メメってデザイン似てますよね。

羽川翼の異常性

相変わらず吸血鬼以上に人間離れしている彼女。

エピソード戦では内臓をえぐられてなお、暦にアドバイスですからね。常軌を逸しています。

忍野も彼女には一目置いています。

 

出会って間もない暦に異常なほど献身的なのは、彼女が博愛主義だったのもあるでしょうが、一番の理由は彼女の家庭環境からの現実逃避でしょう。

 

彼女の家庭事情を知ると、不思議体験に首を突っ込んでしまうのもやむなしですし。

 

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例のシーン

尺使いすぎぃ!ハートアンダーブレードとの会話をもっと丁寧に描いて欲しかった。

ハートアンダーブレードとの闘い

吸血鬼の再生能力ならではの演出です。

 

暦もハートアンダーブレードも吸血鬼になっても痛みはあるのですが、大丈夫なのはアドレナリン全開だからでしょう。

 

ハートアンダーブレードの戦いで火球を避けて、暦が本気で走るとこあるんですが、あそこ良いですよね。

めっちゃ好きです。

そしてバットエンドへ

ハートアンダーブレードの首元に噛みつき、血を
吸い取る暦ですが、ハートアンダーブレードが暦を人間に戻す為に死ぬことを知ってしまいます。

 

暦は忍野に500万で交渉し、皆が不幸になるプランを提案します。のちに化物語で暦はメメに借金はこの時のものです。

 

暦のために死ぬ予定だったハートアンダーブレードは、暦に血を極限まで吸われ、人間もどきの吸血鬼に。怪異の王だった彼女は名前も無くなるほど怪異性を失います。

 

人間に戻りたかった暦はハートアンダーブレードの血を吸い、吸血鬼もどきの人間になります。吸血鬼性がほとんど無くなり、吸血鬼後の後遺症も視力が良くなる、多少代謝が良い程度なので、太陽の下に出ても問題ありません。が、完全な人間には戻れません。

 

人間側は非捕食者であるハートアンダーブレードが生き延びるリスクがあります。
パラレルワールドの傾物語では実際に、世界を滅ぼしてしまった彼女の生存は充分脅威でしょう。

 

ただ、ハートアンダーブレードは吸血鬼性を失い過ぎたため、そのままでは死んでしまいます。彼女を生かすため暦は半永久的に彼女に血を捧げなければなりません。

傷物語の傷は、ハートアンダーブレードに捧げるときの噛み跡ということになります。

 

後日談

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全体的に間延びしていました。前編、後編で良かったかも?ハートアンダーと暦のバトルは必見です。

傷物語を見たあとに物語シリーズを見直すとまた違った印象になります。

 

 

鉄血編

 

熱血編

 

冷血編

 

原作

映画では語りきれなかった箇所も多々ありますので、原作で確認してみると良いかも!

 

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